最終更新日 2024年10月24日 by roboar
住宅に限らず省エネルギーというのは重要なものですが、家庭内で考えられる対策としてはどのようなものがあるでしょうか。
家庭内で使っているエネルギー源とは、要するに電気とガスが大部分を占めることになります。
資源という意味では水も大事で、節水を心がけることも同様に重要ではありますが、水そのものはエネルギーではありませんからここでは省略することにします。
家庭内にある電化製品の利用状況を見直す
電気を無駄にしないためには、例えば使っていない部屋の電灯をこまめに消すといったことが昔からよく言われます。
この他、家庭内にある電化製品の利用状況を見直すことも考えられることです。
例えばエアコン、冷蔵庫、テレビなどの家電製品全般について使い方を見直すことが挙げられます。
夏の冷房温度、冬の暖房温度を適切に設定する
エアコンに関して言えば、夏の冷房温度、冬の暖房温度を適切に設定することが大事です。
奨励されているのは夏場は28度、冬場は20度を目安とすることですが、実際にやってみるとこれでは夏は暑すぎると感じる人、冬は寒すぎると感じる人も多いかもしれません。
これは例えばサーキュレーターと併用することとか、寒いのであれば多少厚着をすることなどで省エネ対策をすることができます。
もちろん、あまりに無茶なことをして熱中症になってしまったり、風邪を引いてしまったりしては何にもなりませんから、常識的なレベルを考えることは大事です。
節電機能を備えたエアコンも発売されている
なお、最近は節電機能を備えたエアコンも発売されています。
これは部屋の中で人のいる場所を自動的に検知し、その人が快適に感じられるように風向や風力を自動的に調節するもので、部屋全体を適温にしなくても、そこにいる人は快適に感じられるということで節電を図っていたりするわけです。
テレビやビデオの待機電力問題
テレビやビデオなどについては、待機電力が良く問題視されることがあります。
これらの機器は、見た目でもランプが点灯したりしていることからも分かるように、スイッチを切った状態であっても内部に電気は一定程度流れており、つまりは電気を使っています。
ということで、使わないときは単にスイッチを切るだけでなく、電源プラグをコンセントから抜くのが良いとされることもあります。
スイッチを切った状態でも動いていないと困る機能を多数備えている
ただ、これはちょっと考え直したほうが良いかもしれません。
最近のビデオは、例えば録画予約やそのための時計など、スイッチを切った状態であっても動いていないと困る機能を多数備えているのが普通です。
こういう場合、電源プラグを抜いてしまうと、録画しようとしていた番組の録画に失敗する可能性があるばかりでなく、再度電源を入れた際に時計合わせなどをしないといけなくなってしまいます。
当然ながら不便ですし、またこのような機器にはよくあることですが、確かに待機中も電力を消費していることは事実であるものの、電源オフの状態から電源を入れた際には非常に多くの電気を使うということがあります。
短時間の間にオンとオフを繰り返すデメリット
つまり、比較的短時間の間にオンとオフを繰り返すと、電源を入れたままにしているよりも電気を使うこともあったりするわけで、省エネという観点では全く意味のないことになってしまいます。
もちろん、旅行に行くなど長期間にわたって家を空ける場合にはコンセントから抜いておくことも十分に意味があるでしょう。
ガスについて
ガスについては、住宅内での需要は基本的には熱源となります。
つまり、ガスを燃焼させることで発生する熱を利用しているわけです。
エアコンと同様に、ガスファンヒーターなどの形で室内の暖房に利用されていることもありますし、キッチンや洗面所、お風呂でお湯を沸かすのも、オール電化の住宅でなければガスを熱源に用いていることでしょう。
冬場の浴室
これを節約するということは、即ち効率的に熱源を使いましょうということになります。
良く言われるのが冬場の浴室です。
湯舟にお湯をためて入浴する場合、家族が入る時間が全くのバラバラでは、その間にお湯は冷めていき、その都度沸かし直さなければなりません。
それだけエネルギーを多く使うことになるわけですが、できるだけ連続して入るようにすることで節約を図ることが可能になります。
一人暮らしと家族の場合のお湯の使用量は異なる
似たような話ですが、一人暮らしであれば浴槽にお湯を張るよりもシャワーのほうが使うお湯の量は一般的に少なくて済むとされています。
ところがこれが四人暮らしの家族となると全く話は逆になってくるでしょう。
この辺りも考えてみる余地はありそうです。
キッチンでも、ちょっとした調理の合間にお湯を流しっぱなしにしたりしていると、水も無駄になりますしガスも無駄になります。
使っていないときはこまめにお湯を止めるようにしましょう。
まとめ
コンロの火については、料理のおいしさやレパートリーにも関わることですからあまり細かいことを言うようなものではないでしょうが、無駄にお湯を沸かすなどでガスを使うことは避けられないか検討してみても良いかもしれません。
茹でるのに使ったお湯を別の目的に使えないかとか、余熱で調理できるメニューを考えてみるなどの方策があります。